2005.4.19 読売新聞 32面

長持ちする宇宙機器開発
6月にセンター開設
九工大、世界的な研究拠点目指す


九州工業大は6月24日に人工衛星や惑星探査機など、宇宙空間で使われる機器を長持ちさせるための研究に取り組む「宇宙環境技術研究センター」を、戸畑区のキャンパスに開設すると18日、発表した。
同大は昨年4月の独立行政法人化に伴い、学内から研究プロジェクトを募集。趙孟佑(チョウ・メンウ)・工学部教授 (電気工学科)が提案した同センター開設が、宇宙産業の進展に貢献できると判断した。 センターは、趙教授をセンター長に、同大学教員ら計10人の体制。二つの実験室(約300平方メートルと約400平方メートル)で、人工衛星などの部品について
 ▽浮遊物質がぶつかった場合、どれだけの衝撃に耐えられるか
 ▽浮遊物質が帯びている電気に反応して放電する危険性がないか
といったことを研究し、宇宙空間で強い素材の開発に取り組む。
放電の危険性を調べる装置は国内では同大にしかなく、趙教授は「宇宙に活用するものづくりの世界的研究拠点にしたい」と話している。
また、同大は6月20日に、通信機器の利便性を向上させるための研究に取り組む「ネットワークデザイン研究センター」を、小倉北区のアジア太平洋インポートマート(AIM)内に開設することも明らかにした。